自殺
自殺(じさつ)は、自ら自分の生命を絶つ行為である。死に至らなかった場合、自殺未遂(じさつみすい)ということがある。同義語として、自刃・自害・自決がある。
国立精神・神経センター(厚生労働省)によると、世界的に自殺によって毎年全世界で約100万人が死亡しているとされ、世界疾病負担の1.4%を占める。そして、自殺によって損なわれる経済的損失も数十億ドル規模にのぼる。WHOの自殺予防に関する特別専門家会議によると、自殺の原因は個人や社会に内在する多くの複雑な原因によって引き起こされるが、「自殺は予防できる事を知り、自殺手段の入手が自殺の最大の危険因子で、自殺を決定づける。」としている。
なお、毎年9月10日は「国際自殺防止デー」として、WHOと国際自殺防止協会その他のNGOによって、WHO加盟各国で自殺防止への呼びかけやシンポジウムが行われ、その後1週間を自殺予防週間と定める自治体も多い。
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「自殺」という言葉自体の歴史は比較的浅い。『オックスフォード英語辞典』によると1651年、ウォーター・チャールトンの「自殺によって逃れることの出来ない災難から自己を救うことは罪ではない」という文が初出とされるが、他にも1662年、1635年という説もあり、いずれにしても17世紀からが定説とされる。それ以前には自己を殺す、死を手にする、自分自身を自由にする、などの表現があったが一言でまとまってはいない。このようなブレの起こっていた説明として米国自殺学会のエドウィン・S・シュナイドマンは「魂と来世という思想を捨て去ることが出来たとき、その時初めて、人間にとって自殺が可能になった」観念の変化が反映していると指摘する。